十三湖のしじみ

じゅうさんこのしじみ

全国的にも有名

十三湖は淡水と混合した汽水湖で「十三潟」とも呼ばれ、日本海にそそぐ母なる岩木川の河口として知られているほか、全国的に有名なヤマトシジミが多く採れる湖として知られています。
ヤマトシジミは、シジミグリコーゲンやタウリンを多量に含み、肝臓や黄疸、認知症などにも良いといわれる栄養価の高い食品です。
遠い昔、十三湊として繁栄を誇っていた頃にはシジミはなかったといわれています。それが突然の津波によって、一晩にして中世・十三湊の街が跡形もなくなった(五所川原市市浦では長らくこの伝説が伝えられてきましたが、平成5年の発掘調査ではその痕跡が認められず、津波は十三湊繁栄以前に起こったと推察されています)ときに、その大津波で何千何万の人が亡くなり、それを山から飛んできたカラスが嘆いて泣いたため、その時の涙がシジミになったと古くから言われてきました。
シジミは大津波で何もなくなってしまった十三の街に、神様が授けたくれたものだといわれてきたのです。
シジミの特産品最近では特にシジミに含まれる栄養素が評価され、シジミの栄養を手軽にカラダに取り入れられるようにと様々な特産品が開発されています。特にたっぷりシジミの入ったしじみラーメンや飲みやすいドリンクは人気があるほか、佃煮や味噌など食卓でも幅広く食されています。
お酒好きの二日酔いへの効果はもちろん、最近ではヘルシー食としても認められており、年齢、性別を問わずに多くの方々に愛用されています。