まとい

テーマ

五所川原市では、昭和19年11月29日、大火が発生し、役場、駅、郵便局などを含む、当時の市街地の大半に相当する700戸あまりが焼失した。このとき、東北一の豪邸ともいわれた「布嘉御殿」も焼失。付近町村からの警防団の力も借り、出火から約6時間後にようやく鎮火した。戦争と敗戦の混乱の中、市民は再建に努力したが、2年後の昭和21年11月23日、再び大火が起こり、再建した700戸あまりがまたしても焼失した。度重なる大火にもめげず市民は助け合い、五所川原は復興を遂げると同時に、防災への取り組みがなされていった。二度の大火から復興していく五所川原の不撓不屈の精神を、火事場で纏を振る火消しの勇壮な姿で表現した。

制作者

鶴谷 昭法

製作年

平成29年(2017年)

運行期間

平成29年〜令和元年