長円寺
ちょうえんじ
梵鐘の伝説
沈鐘の伝説で有名な梵鐘は正徳6年(1716年)に京都で鋳造、十三湊を経て長円寺に達しました。寛政年間の大砲鋳造や太平洋戦争の金属回収、あるいは火災等により存続の危機を迎えましたが、人々に守られ続け、今は県指定文化財となっています。
1677年開山とされる長円寺。その梵鐘は青銅造りで鐘の響きや彫刻などが優れていることから名鐘とされています。当時2体作られた梵鐘は十三湖より岩木川を遡り、寺へ納められるはずでしたが、嵐により1体は長円寺へもう1体は十三湖に沈みました。長円寺の鐘はなお、十三湖の雌鐘を慕って余韻が「十三恋し、十三恋し」と響くとか。
所在地
〒037-0002 五所川原市飯詰福泉224
TEL
0173-37-2658