閻魔

えんま

テーマ

閻魔大王は地獄の王であり、インド神話では「ヤマ」とも呼ばれる。「嘘をつけば…」という諺(ことわざ)でも知られ、恐ろしいものの代名詞とされているが「子供の守り神」地蔵菩薩と同一神とされている。コロナ禍を経て、見えていたが見ようとしなかった現代社会の問題が益々表面化されてきた。世界各地で紛争が起こり、様々な暴力、ハラスメント、虚偽、恫喝、差別、犯罪行為が世に溢れている。良くも悪くも個人が自由に意見を発信できる時代になったが、今、モラルが求められているのではないだろうか。場面は、浄玻璃(じょうはり)の鏡に生前の行いを映し、裁きを下す閻魔大王の姿。厳しい世でも、これからの未来を担う子供たちへ、道を示さなければという思いを込めて制作。

制作者

齊藤 忠大

製作年

令和6年(2024年)

運行期間

令和6年〜